
街の中に佇む古いビル
オーナー自身がトレイルランやハイクを楽しむライフスタイルから、
自然とその界隈の人々が集うカフェが、札幌・藻岩山のふもとに生まれました。
立ち上げ当初からロゴやパッケージデザインを担当してきたこのショップは、
2024年春、札幌中心部の古いビルへと移転。
新店舗では、レイアウトのアイデア出しから素材選定、
インテリア、エントランスのデザインまで、空間づくり全体に関わりました。


「作業ができるスペースを中心に、客席は少なめ。スタンド利用やテイクアウトをしやすく」
というオーナーの希望をもとに、カウンター内の面積を広く確保し、それ以外の空間は極力シンプルかつミニマムに構成しています。




新たな什器の購入は最小限に抑え、前店舗で使用していた設備や家具の再利用を積極的に提案しました。
既存什器に合う椅子やテーブルは札幌市内と全国のヴィンテージショップを探索しレイアウト。
コーヒーカップや皿などのセレクトにも関わっています。
グレーのコーヒーテーブルとスタンドテーブルは、直径30cmの中にカップとお皿が載る最低限のサイズで設計しています。製作はS.C.B。
ブルーのベンチシートの制作とラグは、ASENDADA(アセンダダ)が担当しています。
ラグは、ハンドタフテッド製法にて国内で製造しており、靴を履いたままでも型崩れがしにくい仕様です。

